2024/3/15に韓国江南にある「チョンヌネ眼科医院(첫눈애안과의원)」にて
レーシックの親戚、ラセック手術を受けてきました!
経緯から値段、術後など詳しくレポしますので参考になれば嬉しいです!
そもそもなんで韓国で手術するのか?
韓国人は割と視力回復手術に抵抗がない方が多く、手術を受けている人が沢山いるからです!
韓国は日本よりも5年ほど先に視力回復手術を導入しています。
実際、今回受けた病院の看護師さんも院長先生も、15年前にラセック手術を受けたと言っていました。
主な理由は「韓国の方が症例が多いから」ですが、他にも
・腕の良い先生探しのために、東京や大阪に行くより近い(九州在住なので)
・最新機種でレーザーを打つ機械を導入している病院が多い
→日本では機械ごとに値段設定してありますが、韓国では問答無用で最新機種で手術してくれます
・先生の学歴・経歴の割に、手術価格が安い
→ソウル大学(日本でいうと東大)出身の先生でも良心な価格設定
・・・などがあります。
ちなみに私は韓国語は話せません。
つたない英語と、papagoと、日本語を勉強したことがある看護師さんの助けでどうに意思疎通できました。
韓国語は「はい」「いいえ」「わかりません」「こっち」「なんで」「少々お待ちください」だけ覚えていきました。笑
視力検査も英語と身振り手振りでどうにかなります。
詳しい説明の時は、モニターにpapagoを出してもらって翻訳してもらいました。
韓国の病院探しの方法については別記事でまとめます。
なんでラセックにしたのか?
私の目は「軽度遠視+乱視」でした。
メガネの度数は運転用が+0.75、PC用左右+2.0、夜用メガネが+3.0でした。
遠視なので遠くはよく見えますが、近くが見えません。
遠くの視力は左右1.0ありますが、スマホの文字が見えません。(26歳です)
もちろん化粧するときの自分の顔も見えません。
なので私は
①化粧するときのみコンタクト
②運転用メガネで運転
③仕事でのPC作業用メガネ
④夜目が疲れたとき用メガネ
の4つの視力矯正アイテムを使っていました。
極度のドライアイとアレルギー性結膜炎でコンタクトは長時間利用できませんでした。
遠視はどこを見るにも目の筋肉を使っています。
軽度遠視でも、とっても目が疲れます。
似た手術にレーシックがあります。
レーシックと比較したメリットデメリットは下記の通りです。
ラセックのメリット
・術後のドライアイが軽い
・衝撃に強い
ラセックのデメリット
・術後2~3日は目が激痛、何も見えない
・術後5日間は保護用コンタクト着用(ソフトコンタクトとおなじです)
・視力回復まで1ヶ月かかる ・・・などがあります。
私は極度のドライアイなので、ラセックにしました。
ラセックをされる方は、お仕事や学校は最低1週間は休んだ方が良いと思います。
車の運転は術後2週間は避けた方が良いと思います。
念のため私は転職の合間の有休消化のときに手術しました。
私は回復が他の人よりゆっくりだったため、運転できるようになるまで3週間かかりました。
ちなみにICLは遠視の矯正は不得意らしく、私の目は適応外でした。
手術価格はいくら?
手術自体の価格は150万ウォン(17万円)でした。
術後の点眼液は3種類あり、3ヶ月分で2000円ほどです。
帰国後に日本の病院に転院して4回通院しますが、
診察代2,000円/1回×4回(術後1週間・1ヶ月・2ヶ月・3ヶ月)です。
他にも
・交通費 福岡↔仁川 飛行機 3万円
・滞在費 ホテル代 3泊4万円
・飲食代、現地での交通費など 約2万
今回の渡韓は目の手術ということと、
母も韓国まで私の介護と称し観光がてら来てくれたので、駅近の少し贅沢なホテルにしてしまいました。汗
いつもは独房のような宿に泊まっていますので、お許しください。
毎回渡韓するときは整形のDTなので食事が制限されてしまいますが、
今回、目だけが不自由で口は元気だったのでここぞとばかりに沢山食べて幸せでした!!
手術当日の流れ
時系列で記載します!
ちなみにカウンセリング回りは別の日程で済ませています。
11:30 仁川空港着
13:30 病院着・術前検査
術前検査で瞳孔を開く薬を使うため、瞳孔がもとに戻るまで一旦解放されます。
処方箋をもらって、薬局で目薬をもらいました。
14:30 ホテルチェックイン
手術後当日はシャワー禁止なので、爆速風呂。
数日は目が見えない可能性もあるので、とりあえず2,3日分の食料をスーパーで確保しました。
術後ひとりでホテルまで帰らなければいけないので、目が見えるうちに、必死に病院からホテルまでの道順をおぼえました。
ホテルの部屋の番号を忘れたら詰むので何回も呪文のように唱えました。笑
部屋の中につまずく場所がないか確認し、歯ブラシなどは見えなくても分かる位置に置きました。
術後の目薬も、箱を開封して並べておきます。
術後そのまま寝れるように寝間着に着替え、サングラスを握りしめていざ病院へ!!
16:00 手術のため再度病院へ
病院についたら、瞳孔をひらく薬の効果が切れているか確かめられます。
まだ瞳孔が開いていたようで、瞳孔を閉じる目薬をさされてしばらく待ちました。
数回瞳孔の様子を確認された後、最終検査をしました。
OKがでて、いざ手術へ!
17:00 手術室へ
洗顔をして、手術室へ入ります。
ザ・手術着をきて、頭にダサいナイトキャップのようなものをかぶり髪の毛を収納しました。
手術室に入る前に、爆風の部屋があります。
看護師さんに「Don't Surprise!」といわれた瞬間、左右から爆風がでてきました。
多分ホコリとか落としてるんだと思う。工場とかにあるやつ。
手術室に入るとでっけえ赤い機械(アマリスRED)があって、そこの手術台に横たわりました。
すると看護師さんがワーっとよってきて、右目以外を布とテープで覆います。
「私今右目しか露出してない特異な状態・・・♡」と、かなりテンションがあがりました。
麻酔の点眼が効いてきたころ院長先生がきて、
まばたきしないように目を開いておく道具を付けられて、注射器で水を目に注ぎながら
ヘラのようなもので眼球を撫でます。全く痛くないです。
看護師さんに「緑の点をみててください~音がでます」といわれて、
10秒ぐらいレーザーを当てられました。結構ビーッという音が大きくてびっくりしました。
目から焦げた匂いがします。全く痛くないです。
ちなみに、もしレーザー範囲から目が逸れてしまっても、機械が認知して自動でレーザーが止まるので安心してください。
レーザーを当てられた後は、またヘラで眼球を撫でられて、保護用コンタクトをつけて終了。
これを左も行って手術完了です。
手術自体は10分もかかりません。全く痛くないです。
貧乏性なので、10分150万ウォンか・・・と謎の落胆をしました。
いや、手術は早く終わってほしいんですけどね。
手術台から起き上がってビックリ!!すべてがぼやけて全く見えません!!!
術後すぐは視力0.03ほどです。
こりゃホテルまで数回転倒するなと確信しました(大丈夫でした)
17:30 術後診察
手術着をぬいで、診察室で先生に目を見てもらいました。
手術が成功したか不安でソワソワする私に、院長先生が「ケンチャナヨ~(大丈夫ですよ)」といってくれました。
手術終わったよーとLINEしようとスマホを開くと、
スマホの文字が見えない!!!!!
皆さんには術前にスマホの文字をめっちゃでかくしておくことをオススメします。
一画面に5行ぐらい。それくらいじゃないと見えません!!
18:00 ホテル着
道を覚えていたからか、割とすんなりホテルにつきました。
ホテルまでの帰路で、「韓国に来ているのに術後みえないからといっておいしい食事を諦めるのはもったいない」とおもい、根性でパン屋さんに入ってパンとアイスティーを買いました。
術後は近くも遠くも見えません。
メガネを掛けても何も見えません。
パン屋さんでドリンクを注文するときに、メニューが奥の看板にしかないことに気づきました。
「術後で目がみえないんです・・・」と英語で店員さんに話すと、ラッキーなことに日本語が分かる店員さんで、ひとつひとつ説明してくれました。
あのときの店員さん、本当にありがとう!!
19:00 痛み始める
術後激痛って言ってたけど、全然いたくないじゃーーん!!と余裕こいていたら、徐々に麻酔が切れて痛み始めました。
痛みは、「コンタクトをしたまま寝てしまって、張り付いたコンタクトを無理矢理外すときの痛み」が連続しているような感じです。耐えられないことはないです。
痛くなるのが怖かったので、早めに寝ました。
手術翌日
起きた瞬間、目が開けていられないほどの痛み!!!!!!
「劇薬をスプレーで目にシュッシュされている!!」ような痛みです!!
これは二日続きます。
数秒目を開けて、耐えられなくて目を閉じる。その繰り返しです。
しかし貧乏性なので、韓国にきてホテルにずっといるのは癪だなとおもったため、
若者の聖地「聖水(ソンス)」へ地下鉄で行きました。
痛みに涙を流しながら、ソンスをウロウロして、2時間歩いたところで疲労困憊しギブアップ。ホテルへ戻りました。
術後3日目
術後検査では、3日目に視力0.7まで回復していました。
それでもまだ物が二重にみえて、視界がかすんでかなり不便です。
日本の病院への紹介状を英語で書いてもらって、そのまま帰国しました。
看護師さんも、院長先生も本当に親切に優しくしてもらいました。
大好きです!!♡
術後1週間
無事帰国し、家の近くの眼科へ自転車で行きました。
すこし怖かったけど、ゆっくりなら自転車も乗れる視力です。
でもまだまだ見えません。
「韓国でラセック手術したので経過観察してください。」と言ったら驚かれず普通に診察してくれました。
麻酔して保護用コンタクトレンズを外してもらいました。麻酔しないとめっちゃ痛いらしいです。
傷は治っており、安心して帰宅しました。
目の検査ということで、保険適用にしてくれました。感謝です。
韓国の病院からもメッセージが「1週間経ちましたけど大丈夫ですか?」と(;_;)
♡アフターフォローまで優しい・・・(;_;)♡
術後2週間
全然みえるようにならず、とても心配でした。
ラセック手術の他の方のレポとか、1週間でバッチリみえるようになったっていってたじゃん・・・とか思いながら、目が見えないため外出する気にもなれず、ずっと引きこもってハイキュー!!を見ていました。
視力回復は「起きたら目がみえてる!!」ではなく「1日の中でも視力が不安定で、徐々に見える上限があがる」というような感じです。
目覚めの瞬間に期待しない。これ大事!
術後3週間
近くがはっきり見えるようになりました!!!!!!!!
メガネなしで、近くが見れるなんて・・・!!!!
今までは運転用メガネ・PC用メガネ・夜用メガネの3つを使い分けていましたが、それらすべてが不要になりました!!!!
遠くの視力も結構回復してきました。
スーパーでも値札が見える。運転も問題なくできる。
けどやっぱり遠くのものは二重にみえるような感じです。
あとすこし,あと少し!!
これからの経過も徐々に書き足して行きます(*^_^*)